季節を感じる眺めが嬉しい街外れの小さな酒場から
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07/13
時には宴会
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小体な店なので大人数は無理だが小パーティなら受けていて、最近受けた二件のメニューが内容も近いので紹介してみます。
料理は大概盛り込みで今回は写真の四皿と他に二品です。

前菜盛(冷製) タラモサラダとアルファルファ
         豚がつと分葱の唐味噌和え
         スモークタンとブロッコリー、ゆで卵のマヨネーズ和え

前菜盛(温製) 鶏肉の奈良漬焼き
         ムカゴのオムレツ
         山芋二色焼き (柚子胡椒・酒盗)
        
刺し盛     めじまぐろ・むろあじ・サーモン・〆鯖
         ・板谷貝小柱の青唐和え

サラダ     鮭西京焼きに赤ホウレン草のさらだを添えて

温物      ツミレとキャベツと新芽ウド炒めチリソースあん

温物      豚タンと黒豆の八丁味噌煮込みバケットソテー添え


 タラモサラダはギリシャ料理でタラモは魚卵のことらしい。タラコ+じゃが芋の意味ではないんですねえ。巧いこと日本語にも当てはまるもんだ。うちでは潰したじゃが芋にオリーブ油と辛子明太子を混ぜるだけで塩と胡椒で味を調えます。これがアルファルファと実に相性がよいんです。

 豚のガツは胃袋のことでシャキシャキした歯応えを残すように下茹でし分葱と辛子味噌で和え物に、屋台風でおつまみにいいです。
 
 鶏の奈良漬焼きは奈良漬に付いてる酒粕と塩で鶏股肉を一昼夜漬け込んでローストします。そこに刻んで軽く塩抜きした奈良漬とつまみ菜を添えて頂きます。塩漬けになった肉は冷めても美味しく、時間を置いてしまう宴会向きでもあります。

 オムレツは山芋の球芽であるムカゴを加えスペイン風に固く焼き上げます。これも冷めても美味しく適度なボリューム感もあり色んなお酒にも合います。

 鮭の西京焼きはおかずにもよいですが、ともすればパサつきがちな身に瑞々しい葉野菜もよく合いますのでサラダ風に供しました。

 ツミレは汁気がある方がよいので今回はあんかけに。炒めたキャベツの甘味とウドの新芽の苦味、チリソースの辛味を組み合わせてみました。

 豚タンと黒豆煮込みはブラジル料理のフィジョアーダをイメージして。八丁味噌の渋みとトマトの酸味を加え夏向きに調味して、炒めたバケットとチーズを乗せて天火焼きにしました。


 一応居酒屋なんでお酒を飲みつつわいわい召し上がることを基本的な設計思想にしております。
その点今回は二件共にお酒もよく召し上がられたので居酒屋冥利に尽きるというもんで誠にありがたいことです。

 と言うのも以前料理の御予約で全員がソフトドリンクという事があって、まあそれも極端ですがジュースで食事という事であれば設計思想の根本がずれてしまいます。当方の確認不足もありますが分かっていれば味付け等随分気をつけるのにと少なからずがっかりしたもんです。
 


 私の実家は人を招くのが好きで、そんな時は大皿の料理が所狭しとテーブルに並び酒宴となってました。私はと言えば大人数の宴会は苦手で望んで参加はしない方ですが何品もの料理を並べて食べるのは好きで、少量の料理を並べられる居酒屋や台湾小料理屋など好んで行きます。
 旅行などで宿を選ぶ時もコースで一品ずつよりも卓にいっぱいの皿が並ぶ宿を取ってしまいます。おかげで随分とレストランなどにはご無沙汰してます。

 この店でもお一人でも召し上がれる酒肴の小鉢盛り合わせなどをメニューに加えたいのですがオペレーションの都合で未だ実現出来ておりません。将来的には取り入れるつもりなんでその時をお楽しみに。

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