季節を感じる眺めが嬉しい街外れの小さな酒場から
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なぜか茶色いお酒で
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 実は最初にお店を始める時、製氷機を設置するか迷ったことがある。
なんでって自分があまり氷を必要としないマイノリティな酒飲みなんで、氷なんて冷凍庫で作る程度で充分だと思ったからです。
 実際はこの程度の規模でも製氷機なしではとても間に合わない。それほど酒に氷は不可欠になってしまったようで。

 最初の洋酒の普及は冷蔵庫の普及と並行したらしい。アルコールは揮発性、イコール冷えていた方が飲みやすい道理で当時強い度数の酒が流行るには氷の存在が洋酒のエクスキューズになったのでしょう。
 ちなみに最近では冷蔵輸送も徹底され地酒も生酒や搾り立てなど冷酒が当然になったんで冷や(常温)も燗もわざわざ注文しないといけなくなった。
 冷たさにも美味しさはあるが、飲みやす過ぎて飲み過ぎる嫌いがあるのでご注意を、洋酒ストレートや燗酒はアルコールを感じる分、酒量をセーブしやすいのです。

 ところでもう一つのウイスキーと地酒の共通点は、どちらも生産量が年々下がっているらしいこと。
私見だがカクテルベースになりにくいのも原因じゃないだろうか。つまり真っ向から酒と対峙しなきゃならん類の酒はシェアが狭いので今時はウケナイのだろう。もう冷やすぐらいじゃ駄目らしい。

まあともかく最近入荷のおすすめをご紹介します。
尚いずれもダブル60ccの分量なんでお間違いなく。

スコッチ… ホワイト&マッカイ12y   650
       ウシュクベ          700
       フェイマスグラウス12y   700
バーボン…ノブクリーク9y        700
       ジョニードラム15y     700
       ブラントンゴールド     750
ブランデー…レイモンドラニョー     800
 
 
 他にも洋酒色々あるんですが、何故に居酒屋で洋酒かというと酒ならなんでも置いてしまえ~という訳ではなく、洋酒は輸送が前提に含まれているお酒だと思うからで、長い旅路を経てここにあってもおかしくないと考えるのです。
 醸造酒のような食中酒にならないとしても食事中でも頂けるし、ある程度満腹になった後に少量でアルコールとフレイバーを満たしてくれるお酒は他にそうはないと思います。

 
 製氷機の話しに戻りますが、以前のお店で内装を手伝ってくれた友人も焼酎・ウイスキーはストレートや氷なしの水割りでよく、カクテルなんて飲まない奴で同じくマイノリティな酒飲みで参考にならん。ついでにサワー系とかいるかなあと相談したら、いらないんじゃないと答えたんで未だにこの店には酎ハイはありません。
 ソーダ割りやジュース割りが登場するには開店して数ヶ月後、とある学生の意見が採用されて今に至るのでした。
 うむ、店に歴史ありですな。
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