季節を感じる眺めが嬉しい街外れの小さな酒場から
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03/07
散歩のように飲むのです
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洗濯をしたり散歩をしたり。
図書館に行ったり、買い物に行ったり。
久しぶりにオートバイのオイルを換えたり、買ったままになっていた小説を読んだり。
寝溜めもしたいとこだが、一人の時間もそれなりに忙しい。

もちろんしばしの空白も必要で、コーヒー好きならカフェだろうが、
まあ私なんかは言うまでもなく酒場でゆるりです。

実は一人の時間の過ごし方として、酒場が入るのがかなりマイノリティだと言うことを最近知った。
つまり一人では飲みに行けない人が随分多いらしい。こちら側からすると一人で上手に飲むことの方がよっぽど難しくて、堅っ苦しいダンディズムは要らないにしても、せめて野暮ったくならない程度のマナーは最低限守りたい。と言っても四杯目ぐらいからそろそろ怪しくなるのも呑兵衛の常で申し訳ないが。

私は肴っ喰いなので出来れば居酒屋で飲みたいとこだが、ひとり酒に丁度いい居酒屋は意外に少ない。むしろ出前主体で客入りがまばらな住宅街の蕎麦屋の方がよっぽど落ち着いて飲める。あとは定石にバーと言うことになるが、肴はないようなもんなので煙草と本が相方になります。

さて私が飲んでて気になるのは酒や肴のクオリティでもなければ、サービスの不手際でもない。やはり周囲の音量で、別に会話でザワザワしてるのはむしろ好ましいが、延々と一人の声が響き渡ってるのがどうやら気に障る。
つまりお喋りな人が苦手で、どこで息継ぎしてるのかと思うぐらいしゃべくり続けられるとBGMも吹っ飛ばしてお店が支配されることになり、さすがに辛い。
大概そんな人は常連に絡み店員に絡み、案の定次にはこちらに身体ごと喋繰りを向けてくるので、丁重に距離を置くという余計な作業をさせられるのが面倒であります。
カウンターは横を向いてはいけない、いやむしろ前を向いたままで居る事が許される稀有な場所なのだが、そんな事を知る由もないのですね。

とは言え多少のリスクがあるものの、それでも外に出る価値があるのはそこに対話があるからで、他人がチョイスした酒や調度品、滲み出るセンスや空間、料理への姿勢などひとりでも対話に事欠かくことはない。
そして時には人とも話しますよ。ただよく会話をキャッチボールに例えるが、お喋りな人とはバッティング練習のためのピッチングマシーンにされてる気分になる。

ひとりで飲める人は少ないらしいが、ちゃんとお話しが出来る方は更に少ない。
でも外に出なければそれさえもないのだから、また懲りずに街場を彷徨うのであります。
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